Legal Term
株主有限責任とは|株主と会社債務の関係
読み方:かぶぬしゆうげんせきにん
株主有限責任は、株式会社の株主が、引き受けた株式の引受価額を限度として責任を負うという原則です。会社法104条が定めています。会社の債権者に対して、株主が株主であるという理由だけで会社の債務全額を直接支払う義務を負うわけではありません。
更新日: 2026年10月28日
定義
株主有限責任は、株式会社の株主が、引き受けた株式の引受価額を限度として責任を負うという原則です。会社法104条が定めています。会社の債権者に対して、株主が株主であるという理由だけで会社の債務全額を直接支払う義務を負うわけではありません。 【具体例】 Aが会社へ出資した後、その会社が事業に失敗してBへの債務を払えなくなっても、Aが株主であることだけで不足分を全額補う義務が生じるわけではありません。投資した株式の価値を失う可能性と、会社債務の個人負担は別です。 【近い概念との違い】 会社の法人格は独立した主体性に関わり、有限責任は株主の責任範囲に関わります。株主が個別に保証契約をした場合や、取締役として別の責任を負う場合は別途検討します。株主という立場以外の責任まで一律に免れるという原則ではありません。
試験での使い方
まず株式会社の株主としての責任か、保証人・取締役・不法行為者等としての責任かを分けます。有限責任を理由にすべての請求を排斥せず、相手方がどの根拠に基づいて個人への請求をしているかを特定します。
根拠条文・参考資料
資料の確認日:2026年10月28日