Legal Term
消極目的規制と積極目的規制|職業規制の目的の読み方
読み方:しょうきょくもくてききせい・せっきょくもくてききせい
職業規制の目的を、危険の防止と社会経済政策の実現等に分ける整理です。目的の分類は審査の手掛かりであり、分類だけで合憲・違憲が決まるわけではありません。
更新日: 2026年10月23日
定義
消極目的規制は、生命・健康・安全への危険の防止等を目的とするもの、積極目的規制は、社会経済政策等の実現を目的とするものとして説明されます。規制が何を守り、どのような仕組みで達成しようとするかを整理するための区分です。 現実の規制では複数の目的が重なることもあります。名称や立法資料の一語だけで分類せず、条文の内容、制約の強さ、目的と手段のつながりを検討します。距離制限という同じ形式でも、規制する分野や必要性は同一とは限りません。 薬事法距離制限事件は、健康保護の目的だけでなく、参入制限を設ける必要性や、より緩やかな方法の可能性を検討しました。消極目的なら違憲、積極目的なら合憲という暗記で、具体的な審査を省略しないことが大切です。
試験での使い方
規制目的を分類した後、その目的を達するために当該手段がどれほど必要かを書きます。参入禁止か営業方法の規制か、他の監督方法で対応できるか等を示し、裁量の範囲と審査方法を具体化します。
根拠条文・参考資料
資料の確認日:2026年10月23日