Legal Term
因果関係とは|刑法上の行為と結果の結び付き
読み方:いんがかんけい
刑法上の因果関係は、ある行為によって発生した結果を、その行為の犯罪上の結果として評価できるかを考える概念です。結果を必要とする犯罪で問題となります。単に時間的に行為の後に結果が生じたことと、結果を帰属させられることは別で、経過を具体的に確認します。
更新日: 2026年10月28日
定義
刑法上の因果関係は、ある行為によって発生した結果を、その行為の犯罪上の結果として評価できるかを考える概念です。結果を必要とする犯罪で問題となります。単に時間的に行為の後に結果が生じたことと、結果を帰属させられることは別で、経過を具体的に確認します。 【具体例】 Aの暴行から逃げた被害者が、逃走中に第三者の車に衝突して死亡した場合、暴行から死亡までに何が介在したかを整理します。第三者の行為が入ったという一点だけで、常に因果関係が否定されるものではありません。 【近い概念との違い】 因果関係と故意・過失は別の要件です。結果との結び付きが認められても、どの犯罪についてどの認識や注意義務違反が必要かを確認します。民事の損害賠償でも因果関係を使いますが、損害の範囲等の議論をそのまま移さないようにします。
試験での使い方
行為、直接の結果、介在事情、最終結果の順に経過を示します。行為の危険と結果の関係を判例の具体的事情と比較しながら検討し、「通常起こり得る」といった抽象語だけで事実の説明を省略しないことが重要です。
根拠条文・参考資料
資料の確認日:2026年10月28日