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Legal Term

法治主義と法の支配とは|法律の根拠と権力への統制

読み方:ほうちしゅぎとほうのしはい

法律に従って行政を行うという要請と、法律自体も憲法や権利保障により統制されるという要請を整理します。法律の存在だけで公権力のすべての行使が正当化されるわけではありません。

更新日: 2026年10月25日

定義

法治主義は、国家権力、とりわけ行政を法律に基づかせ、法律に従わせる考え方です。法の支配は、権力者の恣意的な意思ではなく法によって統治し、権利保障と裁判による統制を重視する考え方です。用語の歴史的な由来や論者による説明の違いはありますが、現代の憲法の学習では両者を単純な対立語として暗記しないことが大切です。 日本国憲法では、国会の立法権、裁判所の司法権、違憲審査権、憲法の最高法規性が結び付いて公権力を拘束します。法律があっても、その法律や適用が憲法に反しないかは別に問われます。 例えば、行政庁が営業を禁止する場合、まず法律上の権限と手続を確かめます。しかし禁止の根拠となる法律があるというだけで検討を終えず、職業の自由への過度の制約などがないかも確認します。確認問題:国会が法律を制定すれば、その内容を憲法に照らして審査する余地はなくなるか。答え:なくなりません。法律自体も憲法に拘束されます。

試験での使い方

法律による行政の検討では、根拠法の要否・授権の範囲・法令への適合を具体化します。憲法問題では、法律の形式を備えたことと内容の合憲性を分け、98条の最高法規性と81条の違憲審査につなげます。

根拠条文・参考資料

資料の確認日:2026年10月25日