Legal Term
不可争力とは|出訴期間と処分の効力の違い
読み方:ふかそうりょく
不可争力は、期間の経過等により通常の不服申立てや取消訴訟で処分を争えなくなる効力として説明されます。処分が適法になったことや、行政庁が変更できないこととは異なります。
更新日: 2026年10月23日
定義
行政処分を争う方法には、不服申立てや取消訴訟等があり、それぞれ期間等の要件が定められています。所定の期間が過ぎた場合に、通常の方法では取り消すよう求められなくなることを、不可争力と呼んで整理します。 期間が過ぎたことによって、元からあった違法が当然に消えるわけではありません。無効等確認訴訟を含む別の救済が可能かは、その制度の要件と処分の瑕疵から判断します。無効という言葉を使えば期間制限を常に回避できるわけでもありません。 行政庁自身が処分を変更し得るかという不可変更力とは別です。処分の効力を排除する方法、行政庁の変更権限、出訴期間による制限を、一つの効力としてまとめないようにします。
試験での使い方
処分を知った日、処分の日、不服申立ての経過を並べ、適用される期間や例外を確認します。その後に、取消訴訟の可否と無効確認等の別の手段を分けて検討します。期間経過そのものを適法性の根拠にしません。
根拠条文・参考資料
資料の確認日:2026年10月23日