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予備試験の科目順序の最適解|初学者が最初に学ぶべき順番【2026年版】

予備試験の科目はどの順番で勉強すべきか。憲法・民法・刑法から始める理由、行政法・商法・訴訟法・実務基礎への広げ方を解説します。

公開日: 2026年5月7日更新日: 2026年5月7日
予備試験の科目順序の最適解|初学者が最初に学ぶべき順番【2026年版】

予備試験の科目順序の最適解|初学者が最初に学ぶべき順番【2026年版】

予備試験は科目数が多い試験です。

初学者が最初につまずきやすいのは、「どの科目から始めるべきか」が分からないことです。

結論から言うと、最初は憲法・民法・刑法から始めるのが基本です。その後、行政法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法、法律実務基礎へ広げていきます。


この記事の結論

おすすめの科目順序は次の通りです。

憲法
  ↓
民法
  ↓
刑法
  ↓
行政法
  ↓
商法
  ↓
民事訴訟法
  ↓
刑事訴訟法
  ↓
法律実務基礎
  ↓
選択科目

ただし、完全に1科目ずつ終わらせる必要はありません。

最初に主要3科目の地図を作り、その後、短答・論文演習をしながら他科目へ広げる形が現実的です。


なぜ憲法・民法・刑法から始めるのか

理由は3つあります。

1. 短答で重要だから

短答式試験では、憲法、民法、刑法を含む法律基本科目が問われます。

初学者にとって、主要3科目は短答対策の土台です。

2. 論文の基礎になるから

憲法・民法・刑法は、論文答案の基本的な書き方を学ぶのに向いています。

  • 憲法:権利選択、審査基準、あてはめ

  • 民法:要件、効果、請求原因、抗弁

  • 刑法:構成要件、違法性、責任、共犯

    この3科目で答案の型を学ぶと、他科目にも応用しやすくなります。

3. 法律思考の基礎になるから

法律学習では、条文、要件、効果、事実評価、結論の流れが重要です。

主要3科目は、この流れを学ぶのに適しています。


科目別の位置づけ

憲法

憲法は、最初に学ぶ科目として向いています。

理由は、全体像をつかみやすく、論文答案の構造も比較的明確だからです。

最初に押さえるべきテーマは次の通りです。

  • 人権総論

  • 表現の自由

  • 職業選択の自由

  • 平等

  • 適正手続

  • 統治機構

民法

民法は最も重い科目です。

範囲が広いため、最初から完璧にしようとすると挫折します。

まずは、次の順番で進めると理解しやすいです。

民法総則
  ↓
物権
  ↓
債権総論
  ↓
契約
  ↓
不法行為
  ↓
担保物権
  ↓
親族・相続

民法は短答でも論文でも重要なので、毎週触れる科目にしてください。

刑法

刑法は、答案の処理手順が比較的はっきりしています。

最初に次の構造を押さえます。

構成要件
  ↓
違法性
  ↓
責任
  ↓
共犯
  ↓
罪数

刑法は、事実を評価して答案に書く練習に向いています。


次に行政法を学ぶ理由

行政法は、憲法とつながりがあります。

特に、行政事件訴訟法、国家賠償法、行政手続、行政裁量などは、憲法の統治・人権理解とも関係します。

行政法で最初に押さえるべきテーマは次の通りです。

  • 処分性

  • 原告適格

  • 訴えの利益

  • 裁量

  • 国家賠償

  • 行政指導

  • 行政手続

    行政法は、論文で「何を訴えるか」「どの法律構成を使うか」を考える力が必要です。


商法・会社法は後回しにしすぎない

商法、とくに会社法は、初学者が苦手にしやすい科目です。

条文が多く、制度も複雑です。

しかし、後回しにしすぎると直前期に間に合いません。

最初は、次のテーマを優先します。

  • 株式

  • 機関

  • 取締役の責任

  • 代表取締役

  • 会社の意思決定

  • 商行為の基本

    会社法は、条文を引く練習をセットにしてください。


民事訴訟法・刑事訴訟法は実務基礎につながる

訴訟法は、最初に学ぶと抽象的に感じやすいです。

しかし、法律実務基礎や口述にもつながる重要科目です。

民事訴訟法

  • 訴訟要件

  • 弁論主義

  • 既判力

  • 証明責任

  • 訴えの変更

  • 上訴

刑事訴訟法

  • 捜査

  • 逮捕・勾留

  • 令状

  • 証拠

  • 伝聞

  • 訴因

    訴訟法は、実際の手続の流れを図にすると理解しやすくなります。


法律実務基礎はいつ始めるべきか

法律実務基礎は、民法、刑法、民訴、刑訴の理解と関係します。

そのため、完全初学者が最初に学ぶ科目ではありません。

ただし、最後まで放置するのも危険です。

目安としては、主要3科目と訴訟法の基礎に触れた後、早めに入口を確認してください。

最初に見るべき内容

  • 民事実務の要件事実

  • 事実認定

  • 刑事実務の手続

  • 弁護人・検察官・裁判官の視点

  • 口述試験で問われる基礎


選択科目はいつ決めるか

選択科目は、早めに候補を決めるべきです。

ただし、最初から選択科目に時間を使いすぎると、主要科目が遅れます。

選択基準は次の通りです。

  • 興味があるか

  • 教材が揃っているか

  • 過去問との相性がよいか

  • 学習時間を確保できるか

  • 将来の実務に関係するか


初学者向けの科目順序モデル

3か月モデル

科目

1か月目

憲法・民法入門

2か月目

民法・刑法

3か月目

憲法・民法・刑法の短答基礎

6か月モデル

科目

1〜2か月目

憲法・民法・刑法

3か月目

短答基礎

4か月目

行政法・商法

5か月目

民訴・刑訴

6か月目

論文答案構成・実務基礎入口

1年モデル

時期

科目

前半

主要3科目+短答

中盤

全科目展開+論文構成

後半

過去問+答案改善


やってはいけない科目順序

初学者が避けるべき順序は次の通りです。

  • 民法を完璧にしてから他科目へ行く

  • 短答科目だけを1年やる

  • 論文科目を直前まで放置する

  • 商法・訴訟法を後回しにしすぎる

  • 実務基礎を口述前まで見ない

    予備試験は科目間の連携が強い試験です。

    1科目を完璧にしてから次へ進むより、全体を何周も回す方が伸びやすいです。


まとめ

予備試験の科目順序は、次の流れが基本です。

  1. 憲法

  2. 民法

  3. 刑法

  4. 行政法

  5. 商法

  6. 民事訴訟法

  7. 刑事訴訟法

  8. 法律実務基礎

  9. 選択科目

    ただし、重要なのは順番そのものではなく、短答・論文・復習をつなげることです。

    科目を「終わらせる」のではなく、何度も回して、問題で使える状態にしてください。

よくある質問

予備試験はどの科目から始めるべきですか?

初学者は憲法・民法・刑法から始めるのが基本です。主要3科目は短答・論文の両方で土台になります。

民法を完璧にしてから他科目へ進むべきですか?

いいえ。民法は範囲が広いため、完璧主義だと進めなくなります。基礎を押さえたら他科目へ広げ、何度も戻って復習してください。

法律実務基礎はいつ始めればいいですか?

主要3科目と訴訟法の基礎に触れた後、早めに入口を確認してください。最後まで放置すると負担が大きくなります。


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参考情報・出典