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予備試験1年合格スケジュール|初学者が短期合格を狙う月別計画【2026年版】

予備試験の1年合格を目指すための月別スケジュールを解説。短答・論文・復習・過去問・CBT対策まで、初学者向けに現実的な計画を提示します。

公開日: 2026年5月7日更新日: 2026年5月7日
予備試験1年合格スケジュール|初学者が短期合格を狙う月別計画【2026年版】

予備試験1年合格スケジュール|初学者が短期合格を狙う月別計画【2026年版】

予備試験を1年で合格したい人は多いです。

ただし、初学者が1年合格を狙う場合、かなり高密度の学習が必要です。予備試験は短答、論文、口述の3段階で、令和7年の最終合格率は対短答受験者で3.64%でした。

そのため、1年計画は「余裕を持って基礎からやる計画」ではありません。

短答、論文、復習、過去問を早い段階から並行する短期集中型の計画です。


この記事の結論

1年合格を狙うなら、次の原則が必要です。

  • 最初の3か月で主要3科目の基礎を終える

  • 4か月目から論文答案構成を始める

  • 6か月目までに全科目へ広げる

  • 7か月目以降は過去問中心に切り替える

  • 短答直前まで論文を完全停止しない

  • CBT方式を見据えてPC入力練習を入れる


1年合格が向いている人

1年合格計画が向いているのは、次のような人です。

  • 法学部出身で基礎がある

  • 司法試験・行政書士・公務員試験などで法律学習経験がある

  • 平日3時間以上、休日6時間以上を確保できる

  • 仕事や大学の予定を調整できる

  • 早い段階から論文を書ける

  • 添削や答案比較の環境を確保できる

    完全初学者で、平日1時間しか取れない場合、1年合格計画はかなり厳しいです。その場合は2年計画を推奨します。


年間スケジュール全体像

目標

主な学習

1か月目

入門・全体像

試験制度、憲民刑入門、法律用語

2か月目

主要3科目

憲法・民法・刑法の基礎

3か月目

短答基礎

憲民刑の短答、条文確認

4か月目

論文開始

答案構成、論証、事例処理

5か月目

全科目展開

行政法、商法、民訴、刑訴

6か月目

実務基礎・選択

法律実務基礎、選択科目

7か月目

短答過去問

科目別弱点補強

8か月目

論文過去問

答案構成、フル答案

9か月目

短答・論文往復

過去問、ミスログ

10か月目

本試験形式

時間制限演習

11か月目

直前調整

弱点潰し、CBT練習

12か月目

本番対応

体調管理、復習、戦略固定


1〜3か月目:主要3科目を最速で回す

最初の3か月でやるべきことは、憲法・民法・刑法の基礎です。

ここで完璧を目指す必要はありません。

目標は、短答問題と論文問題を見たときに、「どの分野の問題か」が分かる状態を作ることです。

やること

  • 入門書または入門講義を1周

  • 憲法・民法・刑法の全体像を整理

  • 条文を引く習慣を作る

  • 短答過去問を軽く解く

  • 論文問題を読んで論点を眺める

やってはいけないこと

  • 基本書を最初から精読し続ける

  • 分からない論点で何日も止まる

  • 論文を完全に後回しにする

  • 教材を増やす


4〜6か月目:論文を開始し、全科目へ広げる

4か月目からは、論文答案構成を開始します。

この時点でフル答案を書けなくても問題ありません。重要なのは、問題文から論点を拾い、答案の骨子を作ることです。

論文答案構成の手順

設問を読む
  ↓
聞かれていることを特定
  ↓
当事者・時系列・権利関係を整理
  ↓
論点を出す
  ↓
規範を書く
  ↓
事実を評価する
  ↓
結論を書く

この時期に行政法、商法、民訴、刑訴、法律実務基礎にも広げます。

1年計画では、全科目の基礎を遅くとも6か月目までに一度は触る必要があります。


7〜9か月目:過去問中心に切り替える

7か月目以降は、過去問中心です。

短答は、解いた問題を正誤で終わらせず、ミス分類をします。

ミスの種類

対応

条文知識不足

条文に戻る

判例知識不足

判例要旨を確認

読み違い

問題文の条件に印をつける

ひっかけ

肢の表現を記録

時間不足

解く順番を固定

論文は、答案構成、フル答案、自己添削を回します。

論文の復習項目

  • 論点を落としていないか

  • 規範が長すぎないか

  • 事実を拾えているか

  • あてはめが評価になっているか

  • 結論が設問に答えているか


10〜12か月目:本試験形式へ移行する

最後の3か月は、新しい教材を増やす時期ではありません。

本試験形式で、時間内に処理する練習をします。

やること

  • 短答を本番時間で解く

  • 論文を時間制限で構成する

  • 重要論証を短く再現する

  • ミスログを毎週更新する

  • CBTを想定してPC入力で答案を書く

  • 体調と睡眠を固定する

    令和8年から予備試験の論文式試験のみCBT方式が導入されるため、キーボード入力の練習も直前期に入れる必要があります。


週間スケジュール例

平日3時間モデル

時間帯

内容

朝30分

条文・論証の再現

夜90分

短答または論文演習

夜60分

復習・ミスログ

休日8時間モデル

時間帯

内容

午前3時間

論文答案構成・フル答案

午後3時間

短答過去問・肢別

夜2時間

復習・条文・弱点補強


1年合格計画の失敗パターン

1年計画でよくある失敗は次の通りです。

  • 最初の半年をインプットだけで使う

  • 論文を書き始めるのが遅い

  • 短答の正答率だけを追う

  • 復習時間を確保しない

  • 教材を何度も変える

  • 直前期に新しい講座を始める

    短期合格を狙うほど、復習と演習の比率を上げる必要があります。


まとめ

予備試験の1年合格は不可能ではありませんが、初学者にはかなり厳しい計画です。

成功可能性を上げるには、次の順番を守ってください。

  1. 主要3科目を早く回す

  2. 4か月目から論文構成を始める

  3. 6か月目までに全科目へ広げる

  4. 7か月目以降は過去問中心

  5. 直前期はミスログと時間配分

  6. CBT入力練習も入れる

    1年計画では、完璧主義が最大の敵です。

    完璧に理解してから進むのではなく、演習しながら弱点を発見して修正する形で進めてください。

よくある質問

初学者が予備試験に1年で合格するのは現実的ですか?

可能性はありますが、かなり高難度です。平日3時間以上、休日6〜8時間程度を継続し、早期に論文対策へ入る必要があります。

1年計画で最初にやる科目は何ですか?

憲法・民法・刑法を優先してください。主要3科目は短答・論文の両方で基礎になります。

1年合格を狙う場合、予備校は必要ですか?

必須ではありませんが、初学者が短期合格を狙う場合、学習順序や論文添削のために外部リソースを使う価値は高いです。


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参考情報・出典